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別府市農業委員会長を逮捕 農地転用手続きで収賄の疑い

 農地転用の許可手続きを巡り、便宜を図った見返りに現金数十万円の賄賂を受け取ったとして、県警捜査2課と別府署は23日、収賄の疑いで、別府市農業委員会長の恒松直之容疑者(71)=同市野田=を逮捕した。贈賄の疑いで元土木建設会社役員の佐野保人(やすと)容疑者(70)=日出町藤原=も逮捕した。県警は2人の認否を明らかにしていない。
 県警によると、別府市内で約15ヘクタールの農地転用が必要な施設の建設計画に絡み、恒松容疑者が農地法上の手続きを踏まないまま、佐野容疑者に工事の許可を出した。
 佐野容疑者は工事の元請け会社から転用手続きを依頼され、許可を得られるよう恒松容疑者に働き掛けていた。正式な申請書類は出していなかった。佐野容疑者が役員を務めていた会社は、下請けで私道の工事をしたという。
 2人の逮捕容疑は昨年4月中旬ごろ、別府市内で現金を授受した疑い。
 県警は23日午後8時すぎから、市役所内の市農業委事務局を家宅捜索。捜査員約10人が関係資料を押収した。

〇「詳細な事実関係、把握していない」
 別府市農業委員会長の恒松直之容疑者(71)の逮捕を受け、市農業委事務局は23日、市役所で会見を開いた。農地転用に関し、便宜を図ったとされる土地については「詳細な事実関係を把握できておらず、確認できていない」と説明した。
 農業委によると、恒松容疑者は1993年に農業委員になり、2005年から会長を務めている。
 市の農地転用の件数は年30~40件。2ヘクタール未満の土地は、委員7人が月1回開く総会で審議し、可否を決める。2ヘクタール以上の土地は県の許可になり、市農業委は意見書を付ける。会長に特別な権限はなく、議決は出席委員の過半数で決定。同数の場合は会長が決める。
 恒松容疑者は「体調不良」を理由に、7月から総会を欠席していたという。
 久恒美千代事務局長は「突然のことで驚いている。長年、農業委員を務めて精通している人だった。信頼を取り戻すために努力したい」と話した。
※この記事は、10月24日大分合同新聞朝刊23ページに掲載されています。
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