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HB芝の評価上々 日照時間確保へ屋根開閉にやきもき

 ラグビーワールドカップ(W杯)大分開催を成功させるため、県が大分市の昭和電工ドーム大分に導入したハイブリッド(HB)芝は2試合を無難に乗り切った。選手の評価も高く、関係者は胸をなで下ろしている。とはいえ、激しい国際マッチを短期間に5試合も受け入れる影響は未知数だ。きょう9日のウェールズ―フィジー戦を含め、準々決勝の終了(20日)まで気の抜けない闘いが続く。
 芝の張り替えは8月下旬に始まり、大会の開幕直前に終えた。2日のニュージーランド―カナダ戦で〝デビュー〟。5日にはオーストラリアとウルグアイの選手がピッチに立った。
 両試合では100キロを超える巨漢が押し合うスクラムや密集戦でも、芝が大きく剥がれる場面はなかった。スタンドからは削れたように見える部分があったが、傷は表面にとどまり「根元には及んでいない」(県)という。
 管理も徹底している。ハーフタイム中やノーサイドの直後に削れた部分を補修し、試合や練習のない時間は人工照明(グローライト)を当てる。「プレーに支障のないレベルを維持できている」とHB芝を整備した県公園・生活排水課。
 一方、関係者はドームの屋根に気をもむ。大会組織委員会は天候の影響を避けるため、試合日と前日の練習日は屋根を原則閉じるよう通達してきた。試合環境の公平性や観戦時の快適性を保つための措置だが、芝にとっては回復に必要な日照量を確保できない恐れがある。
 ピッチを最高の状態に保ちたい県は条件の緩和を要望。組織委は事情を踏まえて柔軟に応じ、天井はできるだけ長く開放する方針にした。8日にあったウェールズとフィジーの試合前日練習では、選手がいない時間帯に屋根を開けることができた。
 9日の試合後は9日間の養生期間を経て、芝にとっては最もタフな2連戦の準々決勝(19、20日)を迎える。「油断せずにしっかり手入れをして、最後まで走り抜けたい」。県公園・生活排水課の三村一(まこと)課長(56)は気を引き締めている。

〇知事「大変いい コンディション」
 ラグビーW杯大分開催5試合のうち2試合が終わったことを受けて、広瀬勝貞知事は8日の定例会見で、「大変いいコンディションで試合が進められている」と述べた。
 会場の昭和電工ドーム大分(大分市)について、国際統括団体ワールドラグビーの役員から「芝の状態が非常に良いと喜んでもらった」と説明した。
 2日の初戦で帰りのシャトルバスが降車に時間を要するなどした交通輸送は、態勢を修正して改善していることを強調。「車両の総量抑制のため、試合日は引き続き県民の協力をいただきたい」と話した。
※この記事は、10月9日大分合同新聞朝刊23ページに掲載されています。
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