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父「娘を思わぬ日はない」 五條堀さん不明3年

 大分市横尾の会社員五條堀美咲さん(27)が行方不明になって25日で3年となる。県警はこれまで延べ2万2300人(8月末時点)の捜査員を投入して捜索を続けてきたが、有力な手掛かりは得られていない。福岡県久留米市で暮らす父親(65)は9月上旬、大分合同新聞の取材に「目をつぶれば美咲の笑顔が浮かぶ。なんで娘が…という思いしかない。一日でも早く見つけてほしい」と訴えた。
 父親は2017年、18年と9月26日に大分市を訪れ、大分東署員らと一緒にチラシを配って情報提供を呼び掛けてきた。「少しでも手掛かりがあればという思い。親としてできることは、これぐらいしかない」
 携帯電話の待受画面に娘の写真を設定し、風呂やトイレに行くときも近くに置く。「いつ大事な連絡があっても出られるように」と気を張って生活してきたという。「大分県のニュースは必ず見る。娘のことを思わない日はない」と声を絞り出した。
 県警によると、五條堀さんが最後に確認されたのは16年9月25日午後11時半ごろ。自宅アパートで友人と会っていた。翌26日午前6時前、スマートフォンが何らかの原因で使用できなくなり、自宅周辺で位置情報が途絶えた。同日午後、大分市内の勤務先が「五條堀さんが出勤していない」と両親に連絡し、失踪が発覚した。
 県警は事件や事故に巻き込まれた可能性があるとして10月6日、公開捜査に踏み切った。周辺の聞き込み、通行車両の捜査、SNS(会員制交流サイト)上の交友関係の洗い出し…。18年5月と今年1月にはアパートから1、2キロ離れた池2カ所で水を抜く捜索も実施したが、足取りはつかめないままだ。
 横尾地区には今も情報提供を呼び掛ける看板が立っている。「似た人を見た」など3年間で204件の情報が寄せられたものの、今年の分は5件にとどまるという。県警の筒井啓祐生活安全部長は「風化させないためにも、刑事部門と連携し、やれることは全てやる」と強調する。
 地域住民の不安は消えない。二目川自治会の合沢陽一会長(67)は「年々、新しい住民が増えているが、これからも警察の捜索にできる限り協力したい」と語った。
 五條堀さんは久留米市出身。15年1月から大分市内で1人暮らしをしていた。身長149センチ。所有していたとみられるバッグ(縦17センチ、横20センチ、高さ23センチ)はグレーで、タッセルと呼ばれる飾りとポーチが付いている。スマートフォンはアイフォーン6sのゴールド。情報は同署(☎097-527-2131)。
※この記事は、9月23日大分合同新聞朝刊21ページに掲載されています。
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