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「大分県少年の船」生きる力育み40年 延べ2万4千人

 子どもたちが集団生活をしながら沖縄県を訪れる「大分県少年の船」事業が始まって40年の節目を迎えた。夏休みに合わせて毎年実施し、これまで延べ2万4466人が乗船。見ず知らずの子どもたちが出会い、交流を深めながら社会性や生きる力を育む場として定着している。今年もサポート役の大人も含め約600人が参加し、20日に別府国際観光港を出発する。
 少年の船は国連が「国際児童年」(1979年)を採択したのをきっかけに、80年にスタートした。県などでつくる実行委員会が主催。公募や推薦で選ばれた県内の小中学生と高校生約500人がチャーター船に乗り、4泊5日で集団生活を送る。実行委メンバーらボランティアも同伴する。
 当初は全国各地で同様の事業が実施されていたが、現在も続けている自治体はごくわずかという。延べ2万人以上が参加している大分は最大規模とみられる。
 船の魅力は、学校や家庭を離れた「非日常」の環境だ。県内各地から集まった子どもたちが十数人単位のグループに分かれて生活。船内外でのレクリエーションや沖縄での平和学習を経験する。みどりの少年団やボーイスカウトなど県内13の青少年団体も参加し、交流している。
 小学6年の時に初めて乗船し、現在は世話役の運営委員を務める黒川弥綺(みき)さん(24)=宇佐市清水=は「人見知りを克服できた。たった5日間の旅だが、自分自身が成長するターニングポイントになった」と振り返る。
 3年前からアドバイザーを務める日本文理大(大分市)の高見大介・人間力育成センター長は「運営する年配者から小学生までが一つの船に乗り込み、日頃交わることのない人たちとの〝斜めの関係〟をつくる貴重な場所になっている」と評価する。
 本年度のテーマは「つなげ!40の絆~幸せな大分を作るのは私たち」。団長の小手川和彦・県青少年団体連絡協議会長は「船は社会の縮図。みんなで成長し、学び合える5日間にしたい」と話している。
※この記事は、7月19日大分合同新聞夕刊11ページに掲載されています。
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