大分県内ニュース
地域密着!郷土のニュースとスポーツ

あの日忘れず 備え 福岡・大分豪雨2年

日田・大鶴地区で防災訓練

 県内で3人が犠牲になった福岡・大分豪雨は5日で発生から2年になった。河川の氾濫で甚大な浸水被害を受けた日田市北部の大鶴地区では防災訓練があり、住民が避難ルートや非常用の持ち出し品などを確認。黙とうして犠牲者の冥福を祈り、「あの日を忘れずに備えよう」と誓いを新たにした。

 大鶴地区の大肥本町(68世帯185人)は記録的な大雨で大肥川があふれ、約4割の世帯が全半壊や浸水などの被害を受けた。逃げ遅れて消防署員らに救助された住民もいた。訓練は「教訓を生かし、早めの避難を習慣付けよう」と自治会の呼び掛けで実施した。

 午前10時前、住民約30人が迫(さこ)公民館に集まった。防災グッズを持参する人もいた。発電機を使って炊飯器で米を炊き、鶏飯やワカメとシソのおにぎり、みそ汁を作った。

 自治会長の石井徹さん(73)は「豪雨以降、7月5日を防災の日として訓練を続けている。自宅で防災グッズを確認するなど、日頃からの備えの大切さを再認識してほしい」とあいさつ。防災活動に取り組むNPO法人の講話などがあり、参加者は熱心に聞き入っていた。

 日田市役所では正午、職員らが黙とうをささげた。

 県のまとめ(6月末時点)によると、豪雨による県内の住宅被害は日田、中津両市を中心に1376棟に上った。日田市では民間アパートを借り上げた「みなし仮設住宅」などで、今も28世帯59人が仮住まいを余儀なくされている。

 今月から順次、2年間の入居期限を迎えるが、全世帯が退去後の住まいを決めたという。夜明地区には被災者向けの市営住宅が近く完成し、3世帯が入居する予定。

 鉄橋などが被災し、不通が続くJR日田彦山線は復旧方法が決まらないままだ。大分、福岡両県や日田市を含む沿線3市町村は昨年4月からJR九州と協議を続けているものの、元通り鉄道にするか、バスに切り替えるか、結論は出ていない。 
※この記事は、7月5日大分合同新聞夕刊11ページに掲載されています。
OPENCLOSE

速報ニュース

ニュースアクセスランキング 22時21分集計

ランキング一覧を見る

大分合同新聞ニュース絞り込み検索
記事の絞り込み検索が可能になりました!

期間選択
ジャンル選択
記事種別選択

大分県の天気

PM2.5情報
大分県の測定データ大分市の測定データ
大分合同福祉事業団
インターネットによる募金「かぼす募金」を受け付けています
大分合同新聞
販売店検索はこちら
お近くの販売店を今すぐ検索!
HELLO KITTY×大分合同新聞
おともだちカード
「大分合同新聞 HELLO KITTY」が大切なあなたの気持ちをお届けします。

全てのお知らせを見る

電子書籍のご案内

ページ上部へ戻る