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尾畠さんも先生、大分大で増える災害ボランティア希望者

講習会に述べ100人、学生組織発足

 大分大(大分市)で災害ボランティアを希望する学生が増えている。地震や豪雨といった被災地の復旧・復興を後押しする人材を育てようと、同大が昨年5月から始めた講習会には延べ100人近くが参加。現場の第一線で支援の中核を担う学生組織も発足した。関係者は「若い力で被災地を支えてほしい」と期待している。
 大分大の学生有志は福岡・大分豪雨(2017年7月)や台風18号(同9月)で被害を受けた地域を訪れ、ボランティアで住宅の泥出しなどに取り組んできた。現場に行ったものの「何をしていいか戸惑った」という人もいたため、被災地で求められる役割、必要な心構えなどを学ぶ場として講習会を始めた。
 今年5月29日に開いた第3回講習会には約50人が参加。東日本大震災で甚大な被害を受けた東北など、国内各地で支援に携わってきた同大OBらが「泥を見ずに人を見よ」という意識が大事だとアドバイスした。
 「スーパーボランティア」として知られる尾畠春夫さん(79)=日出町川崎=による土のう作り教室もあり、目的に応じた土の詰め方、各種スコップの使い方などを手ほどきした。学生たちは「(被災地では)口数は少なく、手数は多く」といった教えを、真剣な表情で聞き入った。
 工学部4年の中山明さん(22)は「被災者に寄り添い、少しでも気持ちを明るくすることが大切と感じた。積極的に支援活動をしたい」と話した。
 2月には、同大で防災・減災に携わる研究者らでつくる「減災・復興デザイン教育研究センター(CERD=サード)」の学生版「学生CERD」も立ち上がった。ボランティアの中でリーダー格として活躍できるようになろうと、有志8人が知識・技術の向上に励んでいる。
 第1弾として2月、CERDと大分市消防局の協力を得て、救命措置の指導者となる「応急手当普及員」の講習会を開催。心肺蘇生の方法などを学んだ。
 福岡・大分豪雨で被災した日田市で泥出しなどを経験した田中慎一さん(20)=経済学部3年=は「被災地ではボランティアを切り盛りするコーディネート役が足りない状況を目の当たりにしてきた。少しでも貢献したい」と意気込む。
 CERDの鶴成悦久次長(42)は「今後も災害ボランティアについて学ぶ機会を設け、関心を持つ学生を増やしていきたい」と話している。
※この記事は、6月28日大分合同新聞朝刊25ページに掲載されています。
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