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感覚過敏の人に快適な観戦を 川崎市がトリニータ戦に防音室

7月27に応援ツアー、参加者募集

 【東京支社】体調を心配することなく生のスポーツ観戦を楽しんで―。発達障害による感覚過敏のため競技場で試合を見ることが難しい小学生と家族を対象にしたサッカー応援ツアーが7月27日、神奈川県川崎市で開かれる。J1の大分トリニータが川崎フロンターレとぶつかるリーグ戦に、防音などの対策を施した部屋を準備する。Jリーグ初の取り組み。主催する川崎市などは大分県からの参加を募っている。
 2020年の東京パラリンピックを契機に、誰もが暮らしやすく訪れやすい都市を目指す共生社会ホストタウン事業の一環。同事業に登録している全国14自治体に大分、川崎両市が入っている縁で実現した。
 音や光の刺激を苦痛に感じたりする感覚過敏は発達障害の人に多く、大歓声が響く競技場でのスポーツ観戦は難しいという。
 そこで試合会場の等々力陸上競技場内に「センサリールーム」を設ける。VIPルームに防音設備を仮設し、照明を暗くするなど安心して観戦できるようにする。専用トイレやクールダウンエリアも準備するほか、医師も控える。
 大分県からのツアーは27日からの1泊2日。初日は午前11時半に大分空港に集合し、午後7時から川崎市の参加者と一緒に試合を観戦する。2日目は自由行動で、フロンターレ選手と交流するサッカー体験教室に参加もできる。
 企画に参画している内閣官房東京五輪・パラリンピック事務局の久保太志郎さん(35)=別府市出身=は「同じ悩みを持つ人たちと交流もできる。これまで観戦をあきらめていた人たちに、ぜひ迫力ある一戦を思う存分満喫してほしい」と呼び掛けている。
 県内からの募集は5組15人程度。ツアーには専門のスタッフが帯同する。旅行費は1人4万1900円(2人1室)、観戦費5千円など。6月27日までに川崎市自閉症協会(☎090-9226-7889)に申し込む。
※この記事は、6月20日大分合同新聞夕刊11ページに掲載されています。
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