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おかえり「青江早生」 津久見ミカンの名声復活へ

6軒の農家が苗木植樹

 津久見市原産のわせミカン「青江早生(わせ)」が古里に戻ってきた。かつて全国で流行した品種だったが、新しい品種に押され、市内でも栽培する農家はいなくなっていた。「ミカン産地としての名声を再び高めるためのきっかけにしたい」と考え、広島県から枝を入手。6軒の農家が4月、苗木を植樹した。
 「津久見史談第8号」や市内の生産者らによると、青江早生は明治中期、市内上青江のミカン畑で温州ミカンの変異種として発見された。当時、収穫期が最も早い品種として注目され、ミカン産地の広島県大長村(現・呉市豊町大長)に伝わった後、国内各地で栽培、流通するようになった。
 津久見市内では昭和50年代ごろまで育てられていた。ごくわせや甘味の強い新たな品種が開発され、徐々に栽培面積は減ってしまったという。
 農家の高齢化などにより衰退傾向の津久見ミカン。生産者や市が再興の方策を探る中、全国区にもなった青江早生に着目した。「サンクイーンや甘夏と同じ、津久見生まれの品種を伝え残していきたい」という思いもあったという。
 以前から交流のあった大長地区が青江早生の保存に努めており、2017年に接ぎ木に使う枝を分けてもらった。業者を通じて苗木75本を育てた。
 市内津久見の田中国明さん(70)は8本を栽培する。17年の台風18号で崩落し、修復した場所に苗木を植えた。収穫は3年後の予定。田中さんは「災害からの復旧や、津久見ミカンの躍進のための象徴にしたい」と話した。 

<メモ>
 津久見市のミカンの歴史は古く、740年に野生の木を改良し栽培が始まったとされる。1950~60年代のピーク時には全国に流通した。現在は生産農家の高齢化や担い手不足が大きな課題。市などによると、農家数は約300戸、個人取引分を除く2017年の出荷量は約580トンといずれも全盛期の10分の1程度に減っている。
※この記事は、5月15日大分合同新聞朝刊12ページに掲載されています。
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