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“城下カレイの父”退職 「ふ化した瞬間、今も鮮明」 上城義信さん

 日出町特産の城下カレイ(マコガレイ)の振興に長年努めた上城義信さん(78)が3月いっぱいで、町農林水産課を退職した。「体を休めつつ、手をつけていなかった専門書を読み、漁業の発展に役立てたい」と話している。

 大学卒業後、大阪府にある水産物の仲卸業で3年間働いた。結婚を機に転職し、県の水産技術職として採用された。城下カレイとの出合いは、県農林水産研究センター浅海研究所(豊後高田市)で養殖担当となった時。当時、成功例の少なかったマコガレイの養殖を、全国各地の技術者に会いに行くなど試行錯誤しながら成し遂げた。
 稚魚を放流できる体長約3センチに育つまで3年ほど。「食事や睡眠も忘れて仕事に没頭した。水槽の中で初めてふ化した瞬間は今でも鮮明に覚えている」と振り返る。
 定年退職後の2007年6月、実績を買われ、日出町に非常勤職員として採用された。マコガレイの隠れ場所とする海藻「アマモ」が別府湾で見られなくなったことを問題視。町内の中間育成施設で発芽させるなど、稚魚育成の環境整備に努めた。
 合わせて約30年にわたってマコガレイの養殖などに携わった。「漁協の関係者ら仲間たちに助けられ、とても楽しく仕事ができた」。日本各地の研究者OBらでつくる「全国水産技術者協会」で理事を務めており、今後は後進の育成に力を尽くすつもりだ。
※この記事は、4月9日大分合同新聞朝刊14ページに掲載されています。
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