大分合同新聞納涼花火シリーズ

武蔵会場 8月17日(土) 20:40スタート!

大分県内ニュース
地域密着!郷土のニュースとスポーツ

本番へ経験積む別府市 切り拓けおおいた新時代 第2幕 公認キャンプ地はいま

 ラグビーW杯を切り口に大分の未来を探る年間企画「切り拓(ひら)け~おおいた新時代」。第2部は公認キャンプ地の「いま」を追う。(2回目以降は社会面掲載)

 みずみずしい緑色の芝生に、夕刻の影が伸びる。
 1月22日午後4時半すぎ。練習を終えた屈強な男たちが別府市の実相寺多目的グラウンドを去ると、間髪入れずに砂袋とほうきを手にしたスタッフがピッチに入った。
 削れた芝を掃き集め、えぐれた部分を砂で埋めていく。「放っておくと、すぐ傷みが広がるので」。市から管理を任されている日本体育施設(東京都)の現場主任、永島洋次郎(39)は荒れた箇所を手早く整えていった。

 ラグビーの世界最高峰リーグ・スーパーラグビーの日本チーム「サンウルブズ」は1月19~26日の8日間、同市で合宿を張った。
 9月20日に開幕するワールドカップ(W杯)の公認キャンプ地・別府には、大会期間中に複数の強豪国などがこのグラウンドで調整する見通しだ。ハイレベルなチームの受け入れは本番に向けた格好の試金石となった。
 快適な環境づくりに物心両面のサポートは欠かせない。
 サンウルブズの滞在中、市職員は午前7時ごろからグラウンドに待機した。泉都特有の「鶴見おろし」で選手やスタッフの体が冷えないよう、防寒性に優れたテントを用意。さまざまな要望に即時対応できる態勢を取り、市を挙げて「集中できる時間」をチームに提供した。
 休養日は、えりすぐりの温泉に選手らを案内した。民間にもおもてなしの動きが広がり、野菜や果物、牛肉を差し入れた地元団体もあった。
 合宿は2018年1月に続いて2度目だった。チームと共に来県したサンウルブズ運営法人の最高経営責任者(CEO)、渡瀬裕司(55)は語る。
 「間近に山と海があり、日本の良さが凝縮された素晴らしい環境だ。地元の支援も手厚く、海外のチームが来ても間違いなく喜ばれるだろう」
 慶応大時代に日本選手権で優勝した元ラガーマンは、キャンプ地としての湯の街を高く評価する。

 市民一丸となって「その日」をどう迎えるか。
 市は現在、2017年度の2倍となる8人の職員が準備を進めている。
 最後のハード整備となるウエートトレーニング場(鉄骨1階)は、6月に同グラウンド東側に完成する。これまでに受け入れたトップクラスのラグビー合宿は計4回。実績とノウハウは着実に厚みを増している。
 あと7カ月余りだ。「本番では想定外の状況が必ず出てくるだろう。臨機応変に対応できるよう、積み重ねた経験を煮詰めていく」。キャンプ担当の市文化国際課主査、森修二郎(39)に過信はない。=敬称略=
※この記事は、2月10日大分合同新聞朝刊1ページに掲載されています。
OPENCLOSE

速報ニュース

ニュースアクセスランキング 8時31分集計

ランキング一覧を見る

大分合同新聞ニュース絞り込み検索
記事の絞り込み検索が可能になりました!

期間選択
ジャンル選択
記事種別選択

大分県の天気

PM2.5情報
大分県の測定データ大分市の測定データ
大分合同福祉事業団
インターネットによる募金「かぼす募金」を受け付けています
大分合同新聞
販売店検索はこちら
お近くの販売店を今すぐ検索!
HELLO KITTY×大分合同新聞
おともだちカード
「大分合同新聞 HELLO KITTY」が大切なあなたの気持ちをお届けします。

全てのお知らせを見る

電子書籍のご案内

ページ上部へ戻る