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大分大医学部創薬を目指す 化合物探索から臨床まで機能集積

 大分大学医学部は医薬品開発の機能を集積する「クラスター構想」を推進している。人に投与して効果を見る早期段階の臨床試験分野では先駆的な取り組みで知られており、臨床試験の前段となる新薬の化合物探索の部署を新たに設けた。地方でも最先端の研究ができる環境を整えることで特色を出し、創薬に強い人材の育成を図る。
 大分医科大(当時)は1980年代に日本で初めて臨床薬理学講座を開設した。2008年には早期段階(フェーズ1)の臨床試験ができる設備を備えた総合臨床研究センターを設置し、製薬会社の依頼に基づく創薬支援の研究開発を続けてきた。17年4月に外部から専門の人材を招き、病気の原因物質に作用する有効物質を探索するための研究室を学内に開設した。
 19年度には臨床試験までの前段過程を統括する「ドラッグディスカバリーセンター」を新設する予定。大学で医薬品開発の初期段階から臨床試験までをできる体制を整える。
 構想では創薬ベンチャー企業とも連携を深める。17~18年の1年間で大分大医学部が関わる創薬ベンチャーとして、「大分大学先端医学研究所」「エポメッド」「アーサムセラピューティクス」の3社が誕生した。投資会社など民間から調達した資金を中心に国の助成金も活用。膵臓(すいぞう)がんの他、比較的、症例の少ない狂犬病、血管奇形など大手製薬会社が着手しにくい治療薬開発にも大分大と共同で取り組む。
 構想の推進を担当する大分大医学部の上村尚人教授(臨床薬理学)は「大分大学発でさまざまな創薬開発を目指すとともに、新薬を生み出せる人材を育てたい」と話している。
※この記事は、12月19日大分合同新聞朝刊1ページに掲載されています。
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