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性生活を楽しくてエネルギッシュなものに 男性学専門家たちが語り合う

 大正大学心理社会学部准教授で男性学を主な研究分野としている田中俊之氏とirohaの広報・西野芙美氏が21日、都内で行われた映画『おしえて!ドクター・ルース』(8月30日公開)のトークショーに出席。セックス・セラピストとして活躍するルース氏を描いた同作のテーマにあわせ、性生活について意識することなどを話し合った。

【写真】笑顔を見せる西野芙美氏

 田中氏は「学生への聞き取り調査をすると、保健体育の授業で先生がニヤニヤしていたとか、そのページは飛ばされたとかで前段階でつまずくことがあるんです。結局は保健の先生のパーソナリティーによりけりになってしまい、大人が恥ずかしがっていたら、子どもたちもそのように学んでします。自分たちのセックスを作ることがどういうものか、正面切って教育していくことが大事」と語る。

 西野氏は「セックスの負の側面ばかりが取り上げられて、エイズだったり妊娠したときの悲劇とかネガティブなイメージがついてしまっている。楽しくてエネルギッシュな部分を見せるのが大人の役割だと感じています」と話した。

 さらに、田中氏は日本では女性器を公に言うことがタブーであることに触れ「社会が変わらなくても、パートナー同士で乗り越えられる。お互いの同意があれば何をやってもいい。社会が変わるのを待たなくていいのが、恋愛の良いところ」とし「結局は良いパートナーに巡り会えるかが一番大事になってくる。性の体験が取り返しのつかないイメージがありますが、気をつけていれば問題はないんです。若い人たちにも飛び込んでいってほしい」と2人で性についてしっかりと話し合うことの大切さを述べていた。

 同映画は、90歳の現役セックス・セラピストとして活躍するルース氏の半生をたどるドキュメンタリー作品。1981年のニューヨーク、誰も教えてくれない性の悩みを解決するラジオ番組に人々は夢中に。性の話をすることはタブーだった時代に、LGBTQの人々に寄り添い、女性の権利のために社会を切り開いた彼女のホロコーストで孤児となった幼少期から、3度の結婚、42歳で博士号を取得したポジティブでパワフルな人生に迫る。

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