大分県内ニュース
地域密着!郷土のニュースとスポーツ

台風明け 交通混乱 大分市の土砂崩れ

通勤、通学を直撃

 台風24号で被災した大分市中判田のJR豊肥線と国道10号は1日、列車の運休と道路の通行止めが続いた。県都の中心部と豊肥、県南地区を結ぶ動脈の不通で、週明けの通勤・通学は混乱。現場周辺は被害を知らずにUターンする車などで渋滞し、JRも多くの利用客が足止めを余儀なくされた。いずれも復旧の見込みは立っていない。
 豊肥線は斜面が幅約20メートル、高さ約7メートルにわたって崩れ、線路が浮いた状態になった。この日は始発から大分―阿蘇(熊本県)間の運転を見合わせた。線路と並行する国道10号も路面下の土がえぐれ、周辺2・5キロの区間が通行止めになっている。
 現場周辺の道路は朝から大混雑。県警によると、国道10号は大分大学前の交差点を先頭に、大分市中心部から豊肥方面へ向かう車が最大4・5キロにわたって渋滞した。
 近くの大南団地入り口交差点の前には「通行止め」の電光表示板が設置され、警備員2人が迂回(うかい)路に誘導したが、その迂回路も渋滞。Uターンする車両が相次いだ。
 「いつもより20分ほど早く自宅を出たが、想像以上に混んでいる。先が思いやられる」。臼杵市野津町から大分市内に通勤中の会社員赤嶺貴之さん(35)はうんざりした表情。
 豊後大野市千歳町の無職女性(67)は「大事故があったのかと思った。早く元通りになって」と願った。
 JR利用者にも大きな影響が出た。
 大分駅では運休を知らせる掲示板を設置。知らせを見て引き返したり、駅員に見通しを尋ねる人たちの姿が見られた。
 豊後大野市内に出勤予定だった大分市内の公務員女性(44)は「代行バスが出ているかもと思って来たが…」と困惑。三重総合高3年の谷口隼冴さん(18)=同市国分新町=は「なるべく早く代行バスの運行を始めてほしい」と求めた。
 中判田駅では、運休を知り、あきらめ顔のサラリーマンや学生の姿も。大分商業高2年の高畠玲奈さん(17)と長野美月さん(17)は「不通とは知っていたが、代行バスがあると思っていた。自転車だと1時間はかかる」。強風で多数の自転車がなぎ倒された駐輪場で途方に暮れていた。
 JR九州大分支社によると、不通区間で代行バスの運行を検討しているが、混雑の悪化などが懸念されるため、未定という。
 国道10号では国土交通省大分河川国道事務所などが流出した土砂を撤去し、崩落原因を調べている。

津久見、38戸なお停電
 九州電力大分支社によると、県内は午前11時現在、津久見市上青江と八戸の38戸で停電が続いている。現地に通じる道路に土砂があるため近づけず、復旧作業ができていないという。

交通機関の乱れ続く
 台風24号の影響で交通機関は1日も一部で乱れが続いた。
 JRは特急24本が運休、4本が一部区間を運休した。日豊線は始発から大分―佐伯間で本数を減らして運行し、佐伯―国分(鹿児島県霧島市)間は運転を見合わせた。
 飛行機は羽田―大分を結ぶ全日空、ソラシドエア、日航など計7便、フェリーは5社の計11便がそれぞれ欠航。高速バスは別府・大分―宮崎間の4便が運休した。
※この記事は、10月1日大分合同新聞夕刊11ページに掲載されています。
OPENCLOSE

速報ニュース

ニュースアクセスランキング 10時11分集計

ランキング一覧を見る

大分合同新聞ニュース絞り込み検索
記事の絞り込み検索が可能になりました!

期間選択
ジャンル選択
記事種別選択

大分県の天気

PM2.5情報
大分県の測定データ大分市の測定データ
大分合同福祉事業団
インターネットによる募金「かぼす募金」を受け付けています
ぶんぶん写真館
記者やカメラマンが撮影した写真を閲覧・購入できます。
大分合同新聞
販売店検索はこちら
お近くの販売店を今すぐ検索!
HELLO KITTY×大分合同新聞
おともだちカード
「大分合同新聞 HELLO KITTY」が大切なあなたの気持ちをお届けします。

全てのお知らせを見る

電子書籍のご案内

ページ上部へ戻る