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生活の足不満、不安 ダイヤ改正半年 波紋JR

減便、授業後2時間待ちも 無人化、見守る駅員なく心配

 JR九州が大規模な減便に踏み切って17日で半年になる。地元の反発で一部ダイヤに見直しがあった今も、通学や通勤利用者らは利便性低下に不満を抱いたままだ。同時に無人化された日豊線牧駅(大分市)では目立ったトラブルは起きていないものの、駅員不在に不安を募らせる人もいる。同社は近く別の駅でも無人化を実施する予定。非難の声は一段と高まりそうだ。
 3月のダイヤ改正で県内の日豊、久大、豊肥3線の減便数は計38本に上った。 津久見駅(津久見市)は、津久見高校の生徒約200人が下校で使う午後4時台の上り普通列車がなくなった。7月に一部の便で発着時刻や行き先、乗り場の変更などはあったが、生徒が求める便は復活しなかった。授業が終わった後、2時間待たねばならない子もいる。
 渕野敬三教頭によると、JR側から特急の利用を提案されたという。「止まらない駅が多く現実的ではない。半年たっても復活を願う気持ちに変化はない」と訴える。
 牧駅では駅員がいなくなった代わりに遠隔案内システム「スマートサポートステーション」が導入された。大分市内のサポートセンターにいる係員がインターホンを通じ、乗り越し精算の問い合わせなどに対応している。
 利用する女子高校生(17)は「不便は感じない」とする一方、50代の女性からは「列車の到着が遅れたとき、誰に尋ねていいのか分からず、困った」との声が聞かれた。
 車椅子の宮西君代さん(56)=大分市=は駅の無人化に対し「出掛けにくくなる。急な用事のときは困る」と断言。「障害がある人だけの問題ではない。安全面を見守ってくれる人が駅にいないのは心配だ」
 同社大分支社によると、無人化に伴い設置した監視カメラは5月の深夜、線路に転落した男性を発見。センターの係員は事故防止の措置を取った。「以前であれば駅員不在の時間。安全性はむしろ高まっている」と理解を求める。
 同社は今秋、大分市内の敷戸、大分大学前の両駅でも無人化を実施する。鶴崎、大在、高城などでも計画しており「路線維持には減便や無人化によるコスト削減が不可欠」と主張する。
 過疎高齢化で公共交通の重要性は一段と高まっている。県交通政策課は「減便はマイカーのない高齢者や学生にとって影響が大きい。引き続き、利用者の声に耳を傾けるようJRに求めていく」と話している。
※この記事は、9月15日大分合同新聞朝刊21ページに掲載されています。
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