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発達障害の子どもへの接し方 作業療法士が専門的な助言

 県内の作業療法士が放課後児童クラブの支援に乗り出した。発達障害などがある子どもの利用が増えている中、「接し方に悩む支援員に専門的な助言を」という要請に応えた。本年度は豊後大野市のクラブを訪問し、現場の実情に応じたアドバイスなどをしていく。「課題を抱えている子どもの行動を理解する手助けができれば」と意気込んでいる。
 「鉛筆やはさみで肌をつんつんしたがるので怖くて持たせられない。どう対応すればいいのか」
 8月29日、同市内の放課後児童クラブであったミーティング。女性支援員の悩みに対し、作業療法士の永松謙一さん(38)=大分市=は「その子は触覚刺激を求めていると思う。代わりに握って遊べる風船などを渡し、欲求を満たせるようにしてみては」と提案した。
 他にもさまざまな質疑応答があり、支援員の一人は「座学で一定の知識はあるが、子ども本人を見た上で教わる対応法は具体性が全然違う。目からうろこが落ちた」と早速、実践していく考え。豊後大野市放課後児童クラブ連絡協議会事務局の宇野功二さん(40)は「よりよい育成支援につなげたい」と期待を寄せた。
 県放課後児童クラブ連絡協議会によると、各地のクラブでは配慮が必要な子どもの受け入れが年々増加。配慮の内容は一人一人異なり、個人に合った声掛けや対応の仕方が分からず戸惑う支援員が多いという。
 課題の解決に向け、岡山県や宮城県などでは作業療法士がクラブを訪問指導している。それを参考に、大分県でも県クラブ連絡協が県作業療法協会に協力を依頼した。
 本年度は、同市内に13あるクラブのうち1施設に作業療法士2人が何度か訪れる。子どもの様子を観察した後、支援員に、行動にどんな特徴があるかや対応のポイントなどを説明し、質問に答える。
 県クラブ連絡協の佐藤久住会長(52)は「他職種と連携することで、すべての子どもが楽しく過ごせる場所になるよう環境整備に努めたい」と話している。
※この記事は、9月14日大分合同新聞夕刊11ページに掲載されています。
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