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団員まとめた高校生班長

それぞれの学び 第39回大分県少年の船同行記㊥

 県少年の船は高校生40人が5日間の集団生活で班長を務める。それぞれ15人前後の小学生団員をまとめ、体調を気遣い、ルールやマナーを教える。

 日出総合高3年の二宮和敬さん(17)は、最初の班ミーティングで互いを呼び合うニックネームを決めた。緊張をほぐし、班の仲間と親しくなってもらうためだ。「かんちゃん」と名付けられた大分市長浜小5年の原寛太君(11)は「みんなのことを早く覚えられた」と笑顔になった。
 児童らは船内生活で気分が高揚したよう。私語をやめようとしない子もいた。二宮さんは思わず怒ってしまったが、主体性を大事にしたいと考え、できるだけ丁寧に会話するよう心掛けた。
 子どもの変化は4日目に分かった。班ごとにこれまでの体験や感想をまとめる作業。団員が次々に手を挙げ発表していた。私語はない。それぞれの意見にしっかり耳を傾けていた。
 「活発な意見が交わされうれしい」。二宮さんは手応えを感じた。「来年の春からは社会人となり、多くの年代と関わることになる。この経験は必ず生きる」
 高校生は今回の船旅に当たり、事前に5回の研修を積んだ。地域の活性化策について話し合うグループワークもあり、船内でその成果を披露した。SNSを活用した観光振興策や大学誘致による過疎化の歯止め。若者視点のさまざまなアイデアが出た。
 中津南高2年の梅木優稀斗さん(17)は「同じ高校生でも地域や学校が違うと考え方が違う。刺激になった」。別の男子生徒は「他校の生徒から学ぶことも多かった。自分の足りない面を知ることができた」とうなずいた。
 4日目夜のファイナルパーティーで、班長は一人ずつ名前を呼ばれ、ステージに上がった。児童から感謝の拍手を受け、全員で肩を組み、絆を深めた。
 団長の小手川和彦さん(71)は「少年の船は同世代を含め、いろんな年代と同じ時間を過ごす。地域の縮図だ」と言う。高校生たちに「船で学んだことを地域や学校に還元してほしい」と期待している。
※この記事は、8月10日大分合同新聞夕刊11ページに掲載されています。
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